外反母趾の段階的症状 〜 外反母趾に悩まない
外反母趾とは、足の親指が指の付け根から外側に曲がっていく症状で、その曲がった角度によって症状の重さが分類されています。
では、足首から親指の付け根までをつないでいる骨(第一中足骨)の延長線に対して、親指の骨がどのくらい外側に曲がっているか測定してみましょう。
15度未満であれば正常値です。
15度以上20度未満の場合、軽度の外反母趾です。
20度以上40度未満の場合は中程度の外反母趾で、40度以上になると重度の症状といわれています。
また、外反母趾の進行状況によっても4区分されています。
以下、軽い状況から順番に説明します。
(1)可逆期(代償期):靴を脱いだり指をマッサージしたりすると、親指がもとの位置に戻る状況。
(2)拘縮期(非代償期):指をつなぐ靭帯や関節が硬直し、手で押したり引っ張ったりしても、もとの位置に戻らなくなる状況。関節の炎症も発生する。
(3)進行期(増悪期):親指の曲がり具合が進行し、立った状態でも外反している状態。
(4)終末期:親指がとなりの指の上に重なり、関節が脱臼したように突き出ている状態。
原因は、遺伝的要因と履物による締め付けや圧迫などの外部要因によるものが考えられています。
遺伝的な影響についてははっきり解明されていませんが、傾向はうかがえるので、小さいころからのケアは大切です。
特に子供の成長段階において、圧迫感の強いくつ、締め付けるタイプのくつは避けるよう注意しましょう。
また、大人になってからは、早期発見が予防につながります。
靴を脱いだあとにマッサージをしたり、足の指を動かすトレーニングをしたりして、可逆期におけるケアを入念に行いましょう。
ひどくなると、立ったり歩いたりするのにも障害が出てくることもあり、ケースによっては手術も必要になります。